【上級者向け】東京圏クライミングジムランキング Best10【2021年4月版】

Ranking&Feature
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関東のジムで上級者にオススメのBest10を紹介

地域は東京、神奈川、千葉、埼玉

主観的なランキングなので参考程度に

 ※今まで訪れたことのあるクライミングジムからセレクトしています。
 
 ※過去のランキングはRanking&Featureからご覧になってください。

Ranking Best 10

第1位 B-PUMP 荻窪店

第1位にランクイン。

クライミングジムチェーン、PUMP系列店。通称【荻パン】。

都内の上級者向け高難度ジムの1つ。壁の種類が多く、質感が個性的。グレードも辛めでコンペ用の壁も設置されている。強化選手御用達のジムで、日本代表選手の登りを間近で見て刺激を受けることができる。ここに通い続ければ間違いなく強くなれる。アクセス、物販、インテリアなどにも優れ、一日中いても飽きないジム。コロナ時期は受付での非接触式の検温やアルコール消毒により感染防止対策をしていた。初心者から上級者までオススメ。

B-PUMP荻窪店―紹介記事

第2位 Project

第2位にランクイン。

クライミング界のレジェンド、小山田大がプロデュースしたジム。神奈川県の上級者向け高難度ジムの1つ。コロナ時期は予約制を取っており、感染防止対策として訪問人数に制限が課されていた。対策壁へのまぶし量、課題難度は国内屈指。店中は広く、老舗にしては意外に清潔感がある。チョークやゴムで煤けたホールドが無数に取り付けてある壁の圧迫間が凄い。また、2Fにはトレーニング用の大きなキャンパスボードが設置されており、肉体を限界まで追い込める。まさに現代のクライミング道場。ちなみに物販も充実している。中級者以上にオススメ。

Project―紹介記事

第3位 B-PUMP横浜店

第3位にランクイン。

横浜駅から徒歩圏内に位置しており、全国の強ジムの中でも立地はかなり良い方。2F建てで、1Fは緩傾斜とスラブ、2Fはグラデーション強傾斜となっている。グレード感は神奈川の中では辛め。壁は低いが、その分密に詰まった強度の高い課題を楽しめる。ストレッチや休憩スペースもかなり広めに取ってあり、トレーニング環境(beastmaker、懸垂、その他補助器具等)も充実している。一方でクライミング待機スペース(長クッション椅子)は壁と近く、特に1Fは多少狭めなので、登る方 / 待機する方の双方が危険がないか常に注意を払う必要がある。1Fにはショップもあり、クライミングシューズやTシャツ、パンツ、小物類は一通り揃っている。施設内は明るく清潔感もあるので、友達やカップルで行くジム候補としてもオススメ。

B-PUMP 横浜店 -紹介記事

第4位 Rhino & Bird

第4位にランクイン。

クライミングチェーン、 Fish & Bird 姉妹店。通称【ライノ】。

外観は廃工場。中身はログハウス。都内の上級者向け高難度ジムの1つ。老舗のジムであり、昔は壁は高いほうだったが、今は新しい壁の高いジムも色々現れてきているので同等かそれ以下くらいになってしまった。しかし、まぶし具合や外岩チックな保持系課題の極悪度はそんじょそこらのジムでは到底真似できない。ちなみに、最近再訪したところグレード感はアングラと同等以上に辛めになっていた。また、奥のキャンパスコーナーにはワンフィンガーキャンパ用のホールドが隠れていて戦慄した。指に自信のある方は挑戦してみてはいかがだろうか。中級者以上にオススメ。

Rhino & Bird-紹介記事

第5位 Rocky 品川店

第5位にランクイン。

クライミングジムチェーン、Rocky系列店。 通称【品ロキ】。

昔ながらのロッキーといえばここ。海が近い広々とした立地に店舗を構えている。駅からは少し遠いが、その分コアなクライマーが多く訪れる。 特徴として、ジム内の空間を大きく2つに区切っており、壁面積の広さと傾斜のバリエーションは都内屈指。チェーン店の新宿曙橋店とは異なり、地上に立地しているため、店内は明るく、開放的な雰囲気。 2019年末に店内の改装工事を行い、ランニングや筋トレができるフィットネスエリアが新設された。2020年度後半からは少しグレード感が辛くなったと耳にする。初心者から上級者までオススメ。

Rocky品川店-紹介記事

第6位 UNDER GROUND

第6位にランクイン。

通称【アングラ】。

都内の上級者向け高難度ジムの1つ。名前通り、地下に立地。全国一とも噂される殺人的なグレード設定で有名。体感、通常のジムよりも+2グレードはある。1級や初段が登れるようになり、自信がついた頃に訪れると、自分がいかに矮小な存在かを教えてくれるよきジム。最近のコンペに頻出する巨大ホールドは少ないが、その分、昔ながらの細かい小さなホールドが多く、ゆるいジムでなまった保持力のトレーニングにはうってつけ。空間設計としては、クライミングスペースだけでなく、意外にも休憩スペースを十分にとっている。が、個人的にはもう少し壁面積を増やしてほしい。中級者以上にオススメだが、丁寧な初心者レッスンも行っているとのこと。 BJCに出場しているスタッフも数名おり、YouTube チャンネルも結構面白い。

UNDER GROUND‐紹介記事

第7位 Fish & Bird 東陽町店

第7位にランクイン。

クライミングチェーン、 Rhino & Bird 姉妹店。通称【フィッシュ】。

東陽町駅から徒歩5~10分程度の場所に立地。アングラほどではないが、荻パンと同じくらいには辛め。ジムは2F建てで、1Fはわりと初中級者用、2Fは強傾斜メインの上級者向けになっている。課題のクオリティも高く、考えさせられるムーヴが多い。ライノと同じく、空調が仕事してないので少し暑いのが難点か。また、常連さんとスタッフの仲が良いのか、定期的に店内の入口付近で飲み会をしている様子が見られる。最近Youtubeも始めた。初心者から上級者までオススメ。

Fish & Bird 東陽町店-紹介記事

第8位 B-PUMP 秋葉原店

第8位にランクイン。

クライミングジムチェーン、PUMP系列店。通称【秋パン】。

(マジメに)日本最大級のボルダリングスポット。ビル4階建てで、ボリューム感たっぷり。上級者は主に2Fと3Fでのトレーニングが主となる。昔は甘めだったが、近年ではグレード感が荻パンに近づいてきている。そのため、他ジムと遜色ない強度のトレーニングを積めるようになってきた。広くて大きいため、一人で行ってもなぁと思う方は、2~10名程度の集団で行くことをお勧めする。個々人のレベルが違っていても皆が満足できる日本の中でも珍しいジム。物販も充実しており、クライミングに必要なものは大体揃っている。また、最近屋上の壁が改装されたので、行ったことある方も再訪してみてほしい。2020年度は人の出入りが多い故、コロナ感染が疑われたスタッフがいたようだが結局大丈夫だったようだ。

初心者から上級者までオススメ。

B-PUMP秋葉原店-紹介記事

第9位 Share

第9位にランクイン。

店長やスタッフのコミュ力や企画力でのし上がってきた神奈川の新鋭ジム。面白いラインセットが常に用意されており、3週間という高頻度で全体ホールド替えを行うことで現代のクライマーが求めるものにコミットし続けている。客層もユース年代~30代が多く、若者や女性に人気が高い。上級者用の課題である1~2Dも1つの壁に1~2個と多めにセットされている。ホールドはエッジのきいたものは少なく、指に優しいものが多い印象。自作のボテや大きめのホールドも数が多いので立体的な動きをトレーニング/楽しむことが可能。2020年のコロナ時期の営業時間中は数時間に一度、10分間のジム内全体消毒時間を設け、その間はクライミングは中断して手洗い&うがい&消毒を推奨するという方法で感染防止対策を徹底していた。また、2020年5月はインスタライブで数人の若手有名クライマーとのコラボ企画を行っている。アーカイブはYouTube チャンネル内の動画から視聴可能。初心者から上級者まで、どんな層も満足できる万人向けのジム。

Share -紹介記事

第10位 MABOO

第10位にランクイン。

他のジムを圧倒する壁面積と傾斜のバリエーション。特にスラブを含む緩傾斜は都内でも有数の広さを有する。本当はもう少し上位にしたかったのだが、アクセスが悪いのでこの順位に収まった。壁の高さも相まって、ラインセットにボリューミーなホールドを贅沢に使用してもあまり窮屈そうに見えない。また、下地のマットの広さは都内有数で安全性はかなり高い。課題のグレードに関しては、ジム自体がそういう概念を定めていないので、行って登ってみてのお楽しみである。他にも、巨大な壁群に目が行きがちだがインテリアも結構凝っていて、天井のスピーカーから流れる音楽もセンスが良い。The 落ち着いた大人のジム。また、店内入口にはオリジナルの物販もそこそこあるので興味がある方はそちらも見てみてはいかがだろうか。

MABOO -紹介記事

あとがき

2020年度はコロナウイルス感染拡大に伴い、首都圏では1年のうち計3~4カ月もの間、緊急事態宣言が発令されていました。本当は東京圏の新しいジムも色々訪れたかったのですが、9月に結婚等のライフイベントが重なったこともあり、気軽に遠征に行きづらかった年でした。

また、東京圏でもコロナの影響でEnergy高田馬場やGravity Research銀座、Junktion等のジムが惜しまれながら閉店していきました。さらに、事情は違いますが有名なBase camp Tokyoの閉店もボルダリング界隈に非常に大きな衝撃を与えました。D.Bouldering系列を初めとして、新規開店のタイミングを延期したジムも多くみられました。

2021年度はコロナワクチンの接種が広まり、移動規制も徐々に緩和されてくると思います。東京オリンピックが開催されるかは怪しいところではありますが、IFSCのWorld Cupも再開の兆しを見せており、東京圏には新しいジムもオープンしてきているので、クライミング界は着実に元気になっていくと信じています。私もこれから徐々に遠征する回数を増やしていきたいと思います。

次回更新は2022年の4月以降になります。

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