PLA製ピンチホールド取付

Wall making
Wall makingClimbing diary

はじめに

3Dプリンタで作成したPLA製ピンチホールドですが、Take3にてそこそこまともなものができたので、2つほど作って実際にウォールに取り付けてみました。

準備

◆前提
・取付用木板があること
・ホールドがあること

◆メイン
・金槌×1
・爪付きナット(M10×12mm)×n
・六角穴付きボルト(M10×65mm)×n
・ワッシャー(内径:φ10mm)×n
・インパクトドライバ
・木工用12mmビット
・六角レンチor六角ビット

◆サブ
・メジャー
・鉛筆orシャープペンシル

取付

凄く簡単ですが、ナットを打ち込む音がうるさいので注意。
詳しくは自作クライミングウォールの作り方というサイトを参照。

①【木板表側】目印をつける(ナットとは逆の面)
②【木板表側】目印をインパクトドライバで12mmの穴を貫通させる
③【木板裏側】爪付きナットを穴に向けて金槌で打ち込む
④【木板表側】ワッシャーとボルトをつけたホールドを六角レンチなどで締める

※ワッシャーなくてもいけるかなと思ったけど、軽く力をいれただけで結構動いたのでやはり必要っぽいです。

感想

持ち感としては摩擦が少ないのでやや悪め。ただ、チョークをつければ持てるかな。取付角度も垂直、70~80°、45°の3通り試してみましたが、垂直は滑り落ちてしまい、45°では逆に持てすぎてしまったので中間の70~80°に落ち着きました。

PLA製ホールドは強度が低くて熱にも弱いとは言われていますが、基準が高すぎるだけでトレーニング用として使うにはまったく問題なさそうです。軋むこともひび割れることもなく、普通のホールドと同様に使えました。持ち方はピンチとスローパー、ラップの3通り。実用性高めです。

ただ、クライミングジムで実用的に使えるかと言われれば「No」に近いでしょう。摩擦や傷に対する耐性がやや低い印象であり、汚れも目立ちやすく、また、PLA素材なので夏場の高温環境(50~60℃以上)でも一部溶けて型崩れしてしまう可能性がありますので。

メーカーがフィラメントの材料物性データを出してれば判断しやすいのですが。。
独自改良してあると一般の物とかなり物性が違うこともよくありますし。

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